鏡の法則

「鏡の法則」という言葉があります。
「自分を取り巻く現実は、自分の心を映し出す」という、人生の法則として語られます。
人間関係においても、「相手は自分の写し鏡」とか「子は親の鏡」等と言われます。
この「鏡の法則」は、お店(店主・店員)とお客さんとの間でも、明らかに働きます。
例えば、お客さんが自店を避ける、自店から逃げようとしている時は、お客さんのことを「ターゲット」などと思っているかもしれません。
顧客名簿から売り込みに行く相手をリストアップして「ターゲット」と呼ぶような姿勢は、相手に作用して、避けよう・逃れようという相手の姿勢を生み出します。
元気にされているかなと思いやり様子を伺いにいく姿勢や、どうやって喜んで頂こうかと考える姿勢は、お客さんの好感や信頼の姿勢を生み出します。
つまり、お客さんの自店に対する姿勢は、自店のお客さんに対する姿勢の写し鏡であるということです。
鏡であるお客さんの気持ちや行動を変えたい時、私たちはつい、鏡の中に手を突っ込んで変えようとしてしまいがちです。何と愚かな・・・。
笑倍繁盛理論の中心にある「笑倍繁盛マトリックス」では「縦軸」と「横軸」という言い方をしますが、縦軸アクションには縦軸のリアクションが、横軸のアクションには横軸のリアクションが、確実に返ってきます。
「鏡の法則」
常に意識したいですね。