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Panasonic100周年を「単なる売出し」にしたくない

 

2018年はパナソニックさんの創業100周年ということで、パナソニックショップさんでも、100周年にちなんだイベントを行うお店も多いようです。

 

絆の会の会員さんからは、

「パナソニック100周年のイベントを、単なる売り出しイベントにしたくない。お客様にとって、エモいイベントにするにはどうすればいいでしょうか?」

といった相談が寄せられています。

 

さすがに笑倍繁盛マトリックスの考え方に共感して頂いている皆さんなので、この記念すべきイベントを縦軸(単に売上を上げるため)だけの活動にするのはもったいないと感じられるようです。笑倍繁盛のために、横軸強化(絆づくり)に繋がる「エモいイベント」にしたいというわけです。

 

岐阜県の「家電サポートいまい」さんも、そんなご相談を頂いたお店です。今井さんは、私たちとのやりとりの中で出てきたアイデアをすぐに実践に移されました。

 

それが、「今までの人生で一番嬉しかった家電製品、感動した家電製品を聞く」という活動です。

 

お客様宅を訪問された際に、御用聞きやイベントの案内だけではなく、そのような質問をするようにしたところ、お客様は嬉しそうに懐かしい話をされるそうです。

 

一番嬉しかった家電製品。

今井さんの予想では、テレビとか冷蔵庫とか、そういうものを想像されていたそうですが、お客様から出てきたのは意外なものだったそうです。ドライヤーとか、ゆで卵器とか。(^_^;)

 

まあ大事なのは、一番嬉しかった家電品が何かということではなく、お客様が嬉しそうにそういう話をされるということです。「懐かしい思い」というのは代表的なエモ要素です。そういう会話をされることで、今井さんとお客様の関係は、単なる電器屋さんとお客様の会話ではなく、人と人のコミュニケーションになります。

 

今井さんからの質問をきっかけに、昔の懐かしい思い出がよみがえる。それはお客様にとってエモい体験です。そんな体験をさせてくれた今井さんに対しては、自然と好意を持たれるはずです。お客様は今井さんの訪問を歓迎するようになり、今井さんもお客様宅を訪問するのが楽しみになります。

 

今井さんは、そのような活動を「エモ活」と呼び、日々エモ活に精を出されています。

 

するとあるお客様は、そんな懐かしい会話をひとしきりされた後、

「まぁテレビ買うわ」と言われ、4Kテレビが売れたんだそうです。(笑)

 

「まぁテレビ買うわ」ってすごいですよね。(^_^;)

今井さんいわく、「エモ活が売上アップにもつながることが証明されました」とのこと。

 

人って、おもしろいですね~。

 

今井さんとは引き続き、「エモ活」の実践研究に取り組んでいきたいと思います。