新聞への取り上げられ方
今年は、絆の会でご一緒させて頂いているお店が次々とテレビや新聞に取り上げられました。
先日も、朝日新聞が「街の電器店」の特集の組んで、やはりサポートさせて頂いているお店がたくさん取り上げられていたのですが・・・。
このような取り上げられ方は、あまり有難くないと思っています。
よくある取り上げられ方で、こういう場合はたいてい「生き残り」という言葉が使われます。
デジタル版ではこんな見出しになっています。
消えゆく「まちの電器店」というタイトルで、しかも、パナソニックさんが背水の模索をされているという書き方になっています。
パナソニックさんの100周年に絡んでの特集なので仕方ない面はあると思いますが、それにしてもこの切り口、この書き方。「まちの電器店」が大好きな人間としては、どうにも好きになれません。
例えば、先日、岡山のすがの電器さんが、認知症サポーター養成講座で取材された時は、こんな切り口になっていました。
今、地域電器店さんが取り上げられたいのは、このような記事です。
新聞に取り上げられること自体はいいことですが、「自店が生き残るために食品を売ったり、料理教室をやったり、リフォームをやったりしている電器屋さん」という取り上げられ方は、ブランディング的には非常によろしくないです。地域店にとって良くないだけではなく、地域社会にって良くないないです。
自分たちが生き残るために電器屋をやっているんじゃない。お客様の暮らしを守り、地域社会をより良い場所にするためにやっている。
それが本当の「まちの電器店」の姿だと思います。
だから、そういう本当の姿が伝わるようなブランディングのお手伝いをしています。
メディアの皆さんにも、そういう真の姿を伝えてもらいたいと、切に願いいます。